まちを元気にしませんか?

2017年1月16日 月曜日


今日はぼくの出前講座「教えて!かにゃお先生」で横浜市立大学に来てるにゃ。

学生のみんなにNPOで活動してる人たちの話を直接聞いてもらって、NPOの活動に興味を持ってもらうための講座だよ。
今日のゲストはNPO法人ミニシティ・プラス岩室晶子さんだにゃ。

講座を聞く学生のみなさん
(↑みんな岩室さんのお話を真剣に聞いてるよ。)

岩室さん こんにちは。NPO法人ミニシティ・プラスの岩室です。
私たちは、小学校高学年から高校生の子ども達「地域アクター」として地域で大人たちが行っているイベントや会議に参加してもらう特命子ども地域アクタープロジェクトという活動をしています。
子ども達の発想や行動力を活かして、実際のまちで活躍してもらうんですよ。
かにゃお どんなイベントに行ったりするの?
岩室さん 例えば、先日は横浜の戸部大通り商店会で開催された戸部大通りこども朝市に参加しました。
この朝市では、子ども達が店長になってお店を開いてるんです。
お店を出していない子どもも30分イベントのお手伝いをすると「子ども朝市チケット」が1枚もらえて、子ども朝市の会場内でお買い物したりゲームができるんです。

会場の様子

(↑会場は戸部大通り商店会の銭湯「松島館」。)

子どもによる大人の悩み相談室

(↑「子どもによる大人の悩み相談室」。)

お店の様子
(↑手作りの魚釣りのお店のほかに、射的のお店やカフェもあるよ。)

かにゃお ぼくもお店出したいな。
「ねこによる大人の悩み相談室」とか「ねこまんまレストラン」はどう?
岩室さん それ、いい!
行列ができるお店になると思いますよ。
かにゃお そしたら子どもたちにもお手伝いしてもらおっと。
イベントは地域アクターの子ども達だけでやってるの?
岩室さん 地元の戸部小学校の子ども達も参加しています。
事前に朝市で出すお店について一緒にアイデアを出し合ったり、戸部商店街のテーマソングの歌詞をみんなでつくるワークショップもしたんですよ。

テーマソングの収録風景
(↑テーマソングの収録も銭湯「松島館」。音が響いてスタジオみたい。)

かにゃお 地域の子ども達も企画や準備から参加してるんだね。
岩室さん もともと戸部大通り商店会から「地域の子ども達と商店街で行う活動を考えてほしい」という特命がありましたからね。
それに地域アクターの子ども達は今までいろんなイベントに参加してるので、イベントを開催するノウハウがあるんです。
こうして地域と一緒に開催してノウハウを学んでもらうことで、次からは地域の方達だけでも企画・開催できるようになりますよね。
かにゃお 1回で終わりじゃなくて、商店街の毎年恒例のイベントにできるね。
ほかにはどんなことしてるの?
岩室さん 例えば、神奈川フィルハーモニー管弦楽団から「子ども・青少年がコンサート会場へ足を運ぶための仕掛け作りを考えてほしい」という特命がきたので、若者向けにLINEスタンプを製作してプロモーションをしました。
他にも子ども目線を活かしたバリアフリーマップを作ったりしたんですよ。
かにゃお イベントだけじゃなくて、コンサルみたいなこともするんだね。
1年にどのくらいの特命がくるの?
岩室さん 去年は15団体から特命があって、39名のアクターを派遣しました。
かにゃお 子ども達はどの団体に行くか選べるの?
岩室さん 選べますよ。
そのために、事前にアクターの派遣を希望する団体とアクターとのお見合い会を開いています。
それぞれの団体の活動の現状や課題、アクターへ期待することなど情報交換をするんですよ。

お見合い会の様子
(↑お見合い会だよ。アクターのみんなも真剣だにゃ。)

かにゃお お見合い会をしたらいよいよアクターを派遣だね。
岩室さん それが、まだ準備があるんです。
派遣の前に、まちづくりのいろは講座を受けてもらいます。
まちづくりについて横浜市大の先生たちからレクチャーしてもらったり、まちで実施するいろんな企画をグループで議論して発表したり、横浜市大の学生さんたちとまち歩き実習をしたりしています。
かにゃお 子ども達には難しくない?
ぼくだったら寝ちゃうかも。
岩室さん だいじょうぶですよ。
大学の講義内容のレベルと変わらないですが、子ども達にもわかりやすいよう工夫しています。
実際に派遣された時には私たち大人もフォローしますが、地域活動やボランティアの基本知識を身につけてから送り出したいですからね。

講座の様子
(↑みんなで議論した内容を発表だにゃ。)

かにゃお こんな子ども達がいたら、派遣される団体の大人たちも心強いよね。
岩室さんはどうしてこのプロジェクトをはじめたの?
岩室さん 理由は2つあります。
1つは、最近の子どもって、家と学校、塾を行き来するだけの専業子どもがほとんどですよね。
子ども達が地域の中で遊んだりいろんな人とコミュニケーションを取る機会がありません
反対に、町内会やNPOなど地域でまちづくりをしている団体高齢化していて、若い人たちの力を必要としてます。
かにゃお それで子どもとまちづくり団体を結びつけちゃうんだね。
岩室さん そうすれば、子ども達の活躍の場ができますし、まちづくり団体もうれしいですよね。
かにゃお もう1つの理由は?
岩室さん 私たちNPO法人ミニシティ・プラスは、ミニヨコハマシティという社会体験プログラムを実施しています。
そこでは、子ども達が仮想のまちを作って、仕事をしたり、遊んだりしています。
公約をかかげて、市長選挙もしているんですよ。
地域アクタープロジェクトが、このミニヨコハマシティでまちづくりに興味を持ってくれた子ども達が実際のまちづくりにも参加する機会になってもらいたいと思います。
かにゃお 仮想のまちを飛び出しちゃうんだね。
岩室さん そういうことです。
私は子育てをしてからまちづくりに興味を持ったんですが、子ども達には小さい頃からまちづくりに興味を持ってもらいたいですね。
そして、彼らが大人になっても地域の活動に参加したり、仕事でまちづくりにかかわったり、あるいは行政や政治の仕事についたり、まちづくりに参加してもらえたらうれしいですね。
かにゃお みんながまちづくりに参加したら、もっとたのしい町になるね。
今日はありがとにゃ。
「ねこによる大人の悩み相談室」が必要になったらいつでも呼んでね。
「疲れがとれるネコ式ストレッチ」とか「野良猫にからまれた時の護身術」とか教えてあげるよ。
岩室さん わあ、ネコ式ストレッチ教えてもらいたいな。
かにゃお、野良猫にからまれるの?
かにゃお ・・・たまにね。

『子どもが参画するまちづくり いいにゃ!』―――――――――――――――
NPO法人ミニシティ・プラス:http://minicity-plus.jp/