ぼくにサスペンダーはいらない

2014年6月9日 月曜日


お昼はみんなにやってくる。今日もおなか空いたにゃ。
今日はイタリアンにしようっと。

こんにちは~。かにゃおですよ~。
ここは、JR川崎駅から歩いて6分くらいのところにある「トラットリア・レ・サルデ」っていうお店だにゃ。

お店の前のかにゃおの写真

(↑いらっしゃ~い。)

ここのお店では、なにやらいいことをやってるらしい。
さっそく、オーナーに聞いてみようじゃないですか。

オーナーにインタビューするかにゃおと秘書の写真。
(↑イタリア人みたいなオーナー。おまけでぼくの秘書)

かにゃお 素敵なお店ですね。まずはコーヒーください。
オーナー お、早速コーヒーを注文してくれましたか。
かにゃお コーヒーがどうかしたかにゃ?
オーナー ふふふ。
かにゃおは「suspended coffee」(保留コーヒー)って聞いたことある?
かにゃお サスペンダーって、ぼくはそんなに太ってないにゃ!
オーナー サスペンダーじゃなくて、サスペンデッドね(笑)
ぼくは、このお店を開く前、イタリアやフランスで修業をしていたんだけど、イタリアでは、レストランにお金に困っている人が来ても、お店の人がすぐに追い出したりしないで、食料を分けてあげたりすることが普通にあるんだ。
かにゃお 知らなかったにゃ。日本のレストランではあまりないよね。
オーナー そうだね。
「suspended coffee」もナポリが発祥と言われてるんだよ。

保留コーヒーについての掲示板の写真
(↑「suspended coffee」のお知らせとか)

かにゃお で、その「suspended coffee」はどんな取組みなの?
オーナー 簡単に言うと、カフェでお客さんが1杯のコーヒーを買う時、困っている誰かのために、もう1杯分の料金を払う善意の仕組みなんだ。
コーヒーを飲みたい困っている人から申し出があると、お店は、その分を使って、無料でコーヒーを提供するんだ。
かにゃお へ~、知らなかったにゃ。
でも、どうしてお店で「suspended coffee」を始めようと思ったの?
オーナー 僕たちみたいな飲食店は、単に料理や飲み物を提供するだけでなくて、地域や社会に根ざした存在でないといけなくて、そのために活動するのは義務でもあると思うんだ。
かにゃお かっこいいにゃ。かにゃお、ほれそう。
実際、お店ではどんな仕組みでやってるの?
オーナー 日本人てシャイでしょ。
お店で「suspended coffeeください」とは、なかなか言いづらいと思うんだ。
だから、ちょっとアレンジしてるんだよ。
かにゃお どんな感じでアレンジしてるの?
オーナー お店に募金箱(というか瓶だね)を置いて、お客さんにお釣りとかを入れてもらうんだ。
そして、集まったお金の2倍の金額をお店から出して、募金総額にする。

お店のみんなとの写真。
(↑お店のみんなと。真ん中にあるのが募金瓶)

かにゃお お店からそんなに出すんだ。
募金が集まれば集まるほど、お店が大変だよね。大丈夫なの?
オーナー まあ、楽ではないよね。(笑)
で、集まったそのお金をランチ券にして、NPO法人セカンドハーベスト・ジャパンにお願いして、困っている人たちに渡してもらっているんだ。
かにゃお なるほど~。それなら利用しやすいよね。さすがだにゃ!
これまでにどれくらいの人が利用したの?
オーナー これまで5~6組の利用があったかな。
セカンドハーベスト・ジャパンは、母子家庭の人たちに、お子さんの入学や進学祝いとして渡してくれたみたい。
かにゃお きっと喜んでくれたんじゃないかな~。
ぼくだったらすごくうれしい。

エスプレッソの写真
(↑エスプレッソ。ものすごくおいしかった。)

オーナー 「suspended coffee」は、日本ではまだまだ知られてないんだよね。
日本でも、もっともっと導入するお店が増えるといいな。
かにゃお そうだよね。
こんな風にみんなの善意がつながる仕組みが、もっと広まっていくといいよね。
ぼくも、「保留コーヒー普及大使ねこ」(自称)として、応援するにゃ。
今日はありがとね。
ごはんもコーヒーもおいしかったにゃ。
また来るね~。
オーナー これ以上太るとお店に入れないから、気をつけた方がいいよ。
Ciao!

『コーヒー一杯の善意 いいにゃ!』――――――――――――――――――――
トラットリア・レ・サルデ:http://www.le-sarde.com/